茨城の誇る干し芋の甘さは絶品

昔懐かしの甘いものというのは、日本人の心をほっとさせてくれる力がありますが、その一つが干し芋です。
サツマイモを乾燥させて、独特のねっとりとした食感と心地よい甘さを作り出しているのが魅力です。
いろいろな地方で干し芋を生産していますが、なんといっても有名なのが茨城の干し芋です。

茨城は干し芋作りの長い歴史がありますし、干し芋に適したサツマイモをたくさん栽培しているということもあって、全国的にとても有名です。
確かに地元の農家で作っている干し芋の質は大変すばらしく、その香りと甘さは他の産地の製品を圧倒するものがあります。
その中でも人気が高まっているのが、「丸干し芋」です。

「丸干し芋」とはその名の通り、芋を丸のまま干して作ったものです。
通常は5ミリ程度の厚さに切って干していますが、これはそのまま干していますので、カットしたものとは異なる楽しみがあります。

丸干し芋ならではの食感が素晴らしい

丸干し芋の魅力の一つは、独特のその食感です。
カットした干し芋もねっとりとした個性的な食感がありますが、丸干し芋の場合は、内部の水分がしっかりと残っていますので、より柔らかく心地よい食感があります。
また、内部の味は多少糖分が少なくさっぱりとした味わいになっていますので、丸ごと一個もすんなりと食べられます。

丸干し芋はこのソフトな食感が特徴ですが、そのまま食べてもおいしいですし、焼いてもおいしいので、いろいろな楽しみ方ができます。
生のままであれば、全体的に柔らかくソフトな感じが特徴となっていて、軽く食べられるのがうれしいところです。
これを焼くと、表面がかりっとしたより香ばしくなりますが、中はとろけるような柔らかさがありますので、かりっとした食感とソフトさの対比が十分に楽しめます。

農家の人たちが心をこめて作っている干し芋

茨城県で作られている干し芋のほとんどは、大きなお菓子メーカーなどが作っているのではなく、さつまいもを栽培している農家の方が自分たちで干し芋を加工しています。
さつまいもはまず蒸して熱を通します。
その後皮をむいていきますが、干す段階で表面が傷んでくることもありますので、どこまで実の部分を削っていくかの見極めが難しいところです。

その後芋をカットしますが、包丁などを使うと柔らかくなっている実が崩れてしまうのでピアノ線を張った自家製の器具に通してカットしていきます。
その後、水が当たらないようにして日干しすれば完成です。
太陽の働きによって糖分が増すと共に、独特の食感が生まれたり、旨味が増していきます。

茨城ならではの天候とサツマイモのマッチングによって、素晴らしい干し芋ができますので、他にはない味わいが楽しめるのです。